2005年06月17日

建築家中村一幸 家格の見える家づくり、オープンキツチン

0582a850.jpg家族のつながりオープンキッチン

オープンキッチンは民主的な家族のための民主的なキッチンスタイルのはずである。
しかし、うがった見方をすると、つくる人と食べる人をはっきりと分け、役割分担を固定化する働きをしているようにもみえる。

小料理屋のカウンターを挟んでのおかみさんと客の関係のようにあいかわらず家事担当者である主婦が台所内で調理に励み、夫や子どもはそれぞれの生活の忙しさゆえに調理に参加せず、食べる側にまわってしまっている、現代の会社や学校、私たちを取り巻く社会全体は、人を家庭から引き離そうとしている。

その力は強く、たとえ台所の型を民主的なものに変えたとしても、家族の参加はなかなか実現しない。

そしてオープンキッチンの便利さ、快適さゆえに、そのことに疑問を抱かずに主婦を台所に張り付かせているように思う。
主婦が台所に張付、監視の目が強くなると、見られる側にうっとうしさ,口出しされるわずらわしさがつのり、子どもは成長するにつれて個室に逃げこむことになりかれない。

食事が家族を家庭につなぎとめておく最後の依り拠となっている今日、台所の型が家族に与える影響を、注意深く観察する必要がある。(あるコラムから)

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システムキッチン(立っても座ってもらく)【大阪在住[住宅建築家中村一幸]の妻ブログ「家・住まい・設計・はじめの第一歩」】at 2005年11月21日 03:28